よく使われる四字熟語 59語の読み方と意味

新聞や本、仕事の場面でよく目にする四字熟語です。使いこなせると、文章や話の印象がぐっと引きしまります。

晴耕雨読せいこううどく
晴れた日は畑仕事、雨の日は読書と、のんびり暮らすこと
例文:定年後の父は、畑仕事と読書の晴耕雨読の暮らしを楽しんでいる。
適材適所てきざいてきしょ
その人の力にいちばん合った役目につけること
例文:新しいリーダーは、メンバーの得意分野を見て適材適所に仕事を割り振った。
電光石火でんこうせっか
動きがとても素早いこと
例文:彼女は電光石火の速さで返信を書き上げた。
天真爛漫てんしんらんまん
飾り気がなく、無邪気で明るいこと
例文:天真爛漫な子どもたちの笑い声が、公園に響いている。
独断専行どくだんせんこう
人に相談せず、自分ひとりの判断で進めること
例文:相談もなしに契約を決めるのは、独断専行だと批判された。
二束三文にそくさんもん
数が多くても、ひどく値段が安いこと
例文:古い本をまとめて売ったが、二束三文にしかならなかった。
付和雷同ふわらいどう
自分の考えを持たず、すぐ人の意見に流されること
例文:自分の意見を持たずに付和雷同するのではなく、よく考えて決めたい。
本末転倒ほんまつてんとう
大事なことと、ささいなことを取り違えること
例文:健康のために始めた運動で体を壊しては本末転倒だ。
用意周到よういしゅうとう
準備が細かいところまで行き届いていること
例文:用意周到な彼は、旅行のたびに雨具と予備の充電器を持ってくる。
臨機応変りんきおうへん
その場の状況に合わせて、うまく対応すること
例文:予定どおりに進まないときこそ、臨機応変に対応することが大切だ。
一網打尽いちもうだじん
悪者などを、一度に残らず捕まえること
例文:警察は、詐欺グループを一網打尽にした。
意気投合いきとうごう
たがいの気持ちや考えが、ぴったり合うこと
例文:初対面だったが、好きな作家が同じで意気投合した。
一念発起いちねんほっき
あることを成しとげようと、強く決心すること
例文:一念発起して、四十歳から資格の勉強を始めた。
因果応報いんがおうほう
よい行いにはよい報い、悪い行いには悪い報いがあること
例文:人に意地悪ばかりしていた彼が孤立したのは、因果応報かもしれない。
海千山千うみせんやません
世の中の経験を積み、ずる賢くなった人
例文:海千山千の商売人を相手に、値段の交渉をするのは骨が折れる。
紆余曲折うよきょくせつ
事情がこみいって、いろいろな変化があること
例文:計画は紆余曲折を経て、ようやく実現にこぎつけた。
快刀乱麻かいとうらんま
こじれた問題を、あざやかに解決すること
例文:新しい担当者は、こじれていた問題を快刀乱麻を断つように解決した。
画竜点睛がりょうてんせい
物事を仕上げる、最後の大切なひと手間
例文:最後のひと工夫を忘れては、画竜点睛を欠く仕上がりになってしまう。
完全無欠かんぜんむけつ
欠けたところがまったくないこと
例文:完全無欠の人などいないのだから、失敗を恐れすぎることはない。
疑心暗鬼ぎしんあんき
疑い始めると、何でもないことまで怪しく思えること
例文:一度うそをつかれてから、彼の言葉に疑心暗鬼になってしまった。
奇想天外きそうてんがい
思いもよらないほど、変わっていて奇抜なこと
例文:その小説は、奇想天外な結末で読者を驚かせた。
共存共栄きょうぞんきょうえい
ともに助け合って生き、ともに栄えること
例文:商店街の店どうしが協力し、共存共栄を目指している。
空前絶後くうぜんぜつご
これまでもこれからも、ないと思われるほど珍しいこと
例文:その大会での十連勝は、空前絶後の記録と言われている。
厚顔無恥こうがんむち
ずうずうしくて、恥を知らないこと
例文:約束を破ったうえに謝りもしない厚顔無恥な態度に、皆があきれた。
孤立無援こりつむえん
ひとりきりで、だれの助けもないこと
例文:反対意見を述べた彼は、会議で孤立無援の立場になった。
言語道断ごんごどうだん
言葉で言い表せないほど、ひどいこと
例文:人の作品を勝手に自分の名前で発表するなど、言語道断だ。
才色兼備さいしょくけんび
すぐれた才能と、美しい容姿をあわせ持つこと
例文:彼女は才色兼備で、学業でもスポーツでも活躍している。
自給自足じきゅうじそく
必要なものを、自分たちで作ってまかなうこと
例文:山あいの村で、野菜を育てて自給自足に近い暮らしをしている。
時期尚早じきしょうそう
それを行うには、まだ早すぎること
例文:準備が整っていない今、新店舗を出すのは時期尚早だ。
支離滅裂しりめつれつ
話や考えがばらばらで、筋道が通らないこと
例文:慌てていたせいで、説明が支離滅裂になってしまった。
心機一転しんきいってん
あることをきっかけに、気持ちをすっかり入れかえること
例文:引っ越しを機に、心機一転して早起きの習慣をつけた。
神出鬼没しんしゅつきぼつ
思いがけない所に、ふいに現れたり消えたりすること
例文:その野良猫は神出鬼没で、思いがけない場所にふらりと現れる。
前代未聞ぜんだいみもん
これまで聞いたこともない、珍しいこと
例文:大会が雪で三日間も中断するのは、前代未聞の出来事だった。
千差万別せんさばんべつ
さまざまな種類があり、それぞれに違いがあること
例文:旅の楽しみ方は千差万別で、正解はひとつではない。
大胆不敵だいたんふてき
度胸があり、何ものも恐れないこと
例文:大胆不敵な作戦で、弱小チームが強豪を破った。
他力本願たりきほんがん
自分では努力せず、人の力をあてにすること
例文:他力本願にならず、自分でできることから始めよう。
朝令暮改ちょうれいぼかい
命令や方針が、すぐにころころ変わること
例文:方針が朝令暮改では、現場の人たちが困ってしまう。
徹頭徹尾てっとうてつび
最初から最後まで、考えや態度を変えないこと
例文:彼は徹頭徹尾、自分の主張を曲げなかった。
東奔西走とうほんせいそう
ある目的のために、あちこち忙しくかけ回ること
例文:開店準備のため、店主は資金集めに東奔西走した。
難攻不落なんこうふらく
攻めにくく、なかなか落ちないこと
例文:難攻不落と言われた城も、ついに落城した。
博学多才はくがくたさい
知識が広く、いろいろな才能があること
例文:博学多才な祖父は、歴史の話から料理まで何でも教えてくれる。
波瀾万丈はらんばんじょう
変化が激しく、劇的な出来事が多いこと
例文:彼女の波瀾万丈な半生は、一冊の本になった。
美辞麗句びじれいく
上辺だけを美しく飾った言葉
例文:美辞麗句を並べるより、短くても心のこもった手紙のほうが伝わる。
品行方正ひんこうほうせい
行いがきちんとしていて、正しいこと
例文:品行方正な彼は、先生たちからの信頼も厚い。
不眠不休ふみんふきゅう
眠らず休まず、取り組み続けること
例文:台風のあと、作業員が不眠不休で電線を復旧させた。
粉骨砕身ふんこつさいしん
力の限り、身をけずるようにして努めること
例文:新しい役職に就いた彼は、粉骨砕身して働くと挨拶した。
平身低頭へいしんていとう
ひたすら頭を下げて、あやまったり頼んだりすること
例文:注文の品を間違えた店員は、平身低頭して謝った。
傍若無人ぼうじゃくぶじん
周りを気にせず、勝手気ままにふるまうこと
例文:電車の中で大声で騒ぐのは、傍若無人なふるまいだ。
無病息災むびょうそくさい
病気をせず、元気に暮らすこと
例文:神社で家族の無病息災を祈った。
明鏡止水めいきょうしすい
くもりのない、静かに落ち着いた心
例文:大事な試合の前は、明鏡止水の心で臨みたい。
優柔不断ゆうじゅうふだん
ぐずぐずして、なかなか決められないこと
例文:優柔不断な私は、昼ごはんのメニューを決めるのにも時間がかかる。
勇猛果敢ゆうもうかかん
勇ましく、思い切って物事に立ち向かうこと
例文:消防隊は勇猛果敢に炎の中へ向かっていった。
理路整然りろせいぜん
話や考えの筋道が、きちんと通っていること
例文:彼女の説明は理路整然としていて、誰にでもわかりやすい。
老若男女ろうにゃくなんにょ
年齢や性別に関係なく、あらゆる人
例文:この祭りには、老若男女を問わず多くの人が集まる。
和洋折衷わようせっちゅう
日本風と西洋風を、うまく取り合わせること
例文:祖母の家は、和室と洋間を組み合わせた和洋折衷の造りだ。
悪戦苦闘あくせんくとう
困難な状況で、必死に努力すること
例文:慣れない料理に悪戦苦闘しながらも、なんとか夕食を完成させた。
暗中模索あんちゅうもさく
手がかりのないまま、あれこれ探り試すこと
例文:新しい事業は、まだ暗中模索の段階だ。
意味深長いみしんちょう
言葉や態度に、深い意味が隠されていること
例文:先生の意味深長な笑みが、テストの難しさを予感させた。
一騎当千いっきとうせん
ひとりで千人に立ち向かえるほど、力が強いこと
例文:一騎当千の強者がそろったチームに、苦戦を強いられた。