少しむずかしい四字熟語 52語の読み方と意味
読み方や意味がむずかしく、知っていると一目置かれる四字熟語です。故事に由来するものも多く、背景の物語といっしょに覚えると忘れにくくなります。
- 鶏口牛後けいこうぎゅうご
- 大きな集団の末端より、小さな集団の頭になるほうがよいこと
- 例文:鶏口牛後と考え、大企業ではなく小さな会社で責任ある仕事を選んだ。
- 臥薪嘗胆がしんしょうたん
- 目的を果たすため、長いあいだ苦労を耐えしのぶこと
- 例文:昨年の敗戦から臥薪嘗胆の一年を過ごし、ついに雪辱を果たした。
- 呉越同舟ごえつどうしゅう
- 仲の悪い者どうしが、同じ場所や境遇にいること
- 例文:普段は対立する二つの店が、商店街の祭りでは呉越同舟で協力した。
- 四面楚歌しめんそか
- 周りが敵ばかりで、味方がいないこと
- 例文:提案に賛成する人が誰もおらず、会議は四面楚歌の状態だった。
- 五里霧中ごりむちゅう
- 状況がわからず、どうすればいいか迷うこと
- 例文:新しい研究は手がかりが少なく、まだ五里霧中だ。
- 朝三暮四ちょうさんぼし
- 目先の違いにとらわれ、結果が同じことに気づかないこと
- 例文:値上げを分割払いでごまかすのは、朝三暮四のようなものだ。
- 羊頭狗肉ようとうくにく
- 見かけは立派だが、中身がともなわないこと
- 例文:写真と中身がまるで違うのは、羊頭狗肉の宣伝と言われても仕方がない。
- 切磋琢磨せっさたくま
- 仲間どうしで励まし合い、競い合って高め合うこと
- 例文:同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨して、腕を上げてきた。
- 泰然自若たいぜんじじゃく
- 何が起きても、落ち着いて動じないこと
- 例文:大地震のあとも、祖母は泰然自若として片づけを始めた。
- 虎視眈眈こしたんたん
- じっと機会をうかがって、狙っていること
- 例文:二位のチームが、首位の座を虎視眈眈とねらっている。
- 森羅万象しんらばんしょう
- 宇宙に存在する、ありとあらゆるもの
- 例文:画家は、森羅万象を描き尽くしたいと語った。
- 軽挙妄動けいきょもうどう
- よく考えずに、軽はずみに行動すること
- 例文:噂だけで判断して軽挙妄動しないよう、まず事実を確かめよう。
- 堅忍不抜けんにんふばつ
- 我慢強く、どんなことにも心が揺るがないこと
- 例文:堅忍不抜の努力の末に、彼は難関の試験に合格した。
- 巧言令色こうげんれいしょく
- 口先がうまく、愛想よくして人にこびること
- 例文:巧言令色の営業トークには、気をつけたほうがいい。
- 国士無双こくしむそう
- 国の中で並ぶ者がないほど、すぐれた人物
- 例文:彼は国士無双の名選手として、長く語り継がれている。
- 自暴自棄じぼうじき
- 思い通りにいかず、やけになること
- 例文:一度の失敗で自暴自棄にならず、次に生かそう。
- 終始一貫しゅうしいっかん
- 始めから終わりまで、態度や考えが変わらないこと
- 例文:彼は終始一貫して、地域の子どもたちの支援を続けてきた。
- 首尾一貫しゅびいっかん
- 方針や考え方が、最初から最後まで筋が通っていること
- 例文:彼女の主張は首尾一貫していて、説得力がある。
- 取捨選択しゅしゃせんたく
- 必要なものを選び、いらないものを捨てること
- 例文:情報があふれる時代には、必要なものを取捨選択する力が欠かせない。
- 深謀遠慮しんぼうえんりょ
- 先の先まで見通して、深く考えをめぐらすこと
- 例文:十年先を見据えた深謀遠慮の計画が、会社を救った。
- 青天白日せいてんはくじつ
- 疑いが晴れて、潔白であることがはっきりすること
- 例文:調査の結果、彼の身は青天白日となった。
- 清廉潔白せいれんけっぱく
- 心が清く、私欲がなく、後ろ暗いところがないこと
- 例文:清廉潔白な政治家として、彼は多くの人に支持されている。
- 千載一遇せんざいいちぐう
- めったにめぐってこない、またとない好機
- 例文:憧れの作家に直接話を聞ける、千載一遇のチャンスだ。
- 大言壮語たいげんそうご
- 実力以上に、大きなことを言うこと
- 例文:大言壮語するばかりで、実行が伴わなければ信用されない。
- 猪突猛進ちょとつもうしん
- 周りを気にせず、ひとつのことに向かって突き進むこと
- 例文:猪突猛進するだけでなく、ときには立ち止まって作戦を考えよう。
- 沈思黙考ちんしもっこう
- 黙って、じっくり深く考えること
- 例文:棋士は盤の前で、長いあいだ沈思黙考していた。
- 当意即妙とういそくみょう
- その場に合わせて、すばやく気のきいた対応をすること
- 例文:司会者の当意即妙な受け答えに、会場が笑いに包まれた。
- 内憂外患ないゆうがいかん
- 内にも外にも、心配ごとや問題をかかえていること
- 例文:業績の悪化と海外との競争で、会社は内憂外患の状態だ。
- 博覧強記はくらんきょうき
- 広く書物を読み、よく覚えていること
- 例文:博覧強記の教授は、どんな質問にもすらすらと答えた。
- 表裏一体ひょうりいったい
- ふたつのものが、切り離せない関係にあること
- 例文:自由と責任は表裏一体の関係にある。
- 風光明媚ふうこうめいび
- 自然の景色が、すばらしく美しいこと
- 例文:風光明媚な海辺の町で、夏休みを過ごした。
- 不撓不屈ふとうふくつ
- どんな困難にも、くじけずに立ち向かうこと
- 例文:不撓不屈の精神で、彼はけがから復帰した。
- 暴飲暴食ぼういんぼうしょく
- 度をこえて、むやみに飲み食いすること
- 例文:年末年始の暴飲暴食がたたって、胃の調子が悪い。
- 満身創痍まんしんそうい
- 全身が傷だらけであること。ひどく痛めつけられること
- 例文:満身創痍になりながらも、彼は最後まで走りきった。
- 無味乾燥むみかんそう
- 面白みや味わいが、まったくないこと
- 例文:数字だけを並べた無味乾燥な報告書では、読む人に伝わらない。
- 面従腹背めんじゅうふくはい
- 表では従うふりをして、内心では逆らうこと
- 例文:上司の前では従うふりをして陰で逆らう、面従腹背の態度はよくない。
- 唯我独尊ゆいがどくそん
- 自分だけがすぐれていると、うぬぼれること
- 例文:人の意見に耳を貸さない唯我独尊のふるまいでは、仲間がついてこない。
- 有名無実ゆうめいむじつ
- 名前ばかりで、中身がともなわないこと
- 例文:その規則は、今では誰も守っていない有名無実のものになっている。
- 悠悠自適ゆうゆうじてき
- 世間にしばられず、心のままにのんびり暮らすこと
- 例文:祖父は退職後、釣りと庭いじりで悠悠自適の生活を送っている。
- 容姿端麗ようしたんれい
- 顔立ちや姿が、整っていて美しいこと
- 例文:容姿端麗なだけでなく、気配りもできる人だ。
- 流言飛語りゅうげんひご
- 根拠のない、いいかげんなうわさ
- 例文:災害のときには、流言飛語に惑わされず公式の情報を確かめよう。
- 竜頭蛇尾りゅうとうだび
- 始めは勢いがよいが、終わりはふるわないこと
- 例文:始めは盛り上がった企画も、準備不足で竜頭蛇尾に終わった。
- 冷静沈着れいせいちんちゃく
- 落ち着いていて、物事に動じないこと
- 例文:冷静沈着なキャプテンが、慌てるチームをまとめた。
- 和気藹藹わきあいあい
- なごやかで、楽しい雰囲気に満ちていること
- 例文:新年会は、和気藹藹とした雰囲気で進んだ。
- 一意専心いちいせんしん
- ほかに気をとられず、ひとつのことに心を集中すること
- 例文:彼女は一意専心、器づくりに打ちこんでいる。
- 一朝一夕いっちょういっせき
- わずかな期間。短い時間
- 例文:語学の力は、一朝一夕に身につくものではない。
- 一触即発いっしょくそくはつ
- 少しのきっかけで、大事件が起こりそうな危うい状態
- 例文:両チームの応援団がにらみ合い、一触即発の空気になった。
- 栄枯盛衰えいこせいすい
- 栄えるときもあれば、衰えるときもあること
- 例文:さびれた商店街を歩くと、栄枯盛衰を感じずにはいられない。
- 外柔内剛がいじゅうないごう
- 見た目はおだやかだが、心の中はしっかりしていること
- 例文:彼女は外柔内剛で、穏やかに見えて芯はとても強い。
- 換骨奪胎かんこつだったい
- 先人の作品を土台に、独自の新しいものを作ること
- 例文:その脚本は、古典の物語を換骨奪胎して現代の話に仕立てたものだ。
- 旧態依然きゅうたいいぜん
- 昔のままで、少しも進歩や変化がないこと
- 例文:旧態依然としたやり方を見直し、手続きを簡単にした。
- 金科玉条きんかぎょくじょう
- 最も大切に守るべき決まりや教え
- 例文:昔の規則を金科玉条のように守るだけでは、時代に取り残される。